介護士から看護師に

介護士から看護師を目指す人は年々増えており、収入の違いやそれぞれの仕事の範囲などの理由で看護師への道の転身を図っています。そこで、①仕事の中身の違いについて、②収入面について、③転身の理由などについて紹介していきたいと思います。

①仕事の中身の違いについて

　介護士と看護師の仕事中身は大きく異なってきます。

　まず介護士ですが、仕事は入浴や排せつなどの身の回りの事を手伝い自立した生活する事を補助する役割です。医療行為は一切できませんし、注射も行う事も出来ません。介護士が活躍するのは、①介護施設、②特別養護老人ホーム、③身障者の施設、④児童施設などです。ヘルパーとの大きな違いは国家資格を持つことになるということです。ヘルパーは受験資格がなく決められた課程を受講することで取得することが出来ます。これに対して介護師は一定の教育課程を経た後に国家資格を受験する事になっています。

 看護師の仕事は医師の診療や指示に基づいて患者の診療を補助したり入院生活を不便なく行う事を実施していきます。昨今ではいわゆるチーム医療で患者を回復させていきます。それらチーム医療従事者の調整（医師、麻酔医、ソーシャルーワーカー、薬剤師、理学療法士、放射線技師など）を行うのも看護師の大事な仕事の1つです。これらの専門家の橋渡しにならなければならないのが看護師です。医療チームの一員という位置づけですね。

収入面は？

②収入面について

 　介護士の収入はおおよよ月収15万～17万。年収250万～が一般的というわれています。収入面は良いとはいえないかもしれません。これに対して看護師の収入は平均450万前後といわれています。したがって、収入面は介護士とは比較になりません。この収入の高さから看護師を目指す人が増えているという現状があります。

護士から看護師になる理由

か③介護士から看護師に転身する理由について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　③介護士から転身する理由

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　介護士から看護師へ転身を決意する理由は様々です。①実施できる業務の範囲が狭いこと、②収入が低いこと、③一緒に働く看護師から下に見られている気がするなどが多い理由だと思われる。特に収入面の低さは同じ施設で看護師と働いている場合、ごく間近で看護師の業務を見ますので、それをまじまじと実感しなければならないわけてす。そうしたことから、それぞれの業務の違いと収入面との違いがあまりにも違うという現実を見ればやはり考える人は多いようです。

ずれにしても長い職業人生です。自分自身の満足いく人生を送るために最善のチョイスを

実際に介護の現場を経験してきた人こそ看護師をぜひ目指してもらいたいものです。

老健施設での勤務経験などはとくに評価されるでしょう。また、介護施設の勤務の中では、非正規雇用であった方も多いことかと思いますが、それについては、看護師の受験上マイナス評価になるとは思われません。介護の現場での雇用状況のことは、十分理解されていますから、堂々と自分の経験をアピールしていきましよう。